日本発グローバル企業の経営者ブログ

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海外出張術: サバイバル食事

海外出張で体調を壊して仕事に差し障りが出たり、予定を変えなければことは避けたい。特に、地位の高い人ほど仲間に迷惑をかける事になる。また、帰国後もハードスケジュールが待っている。従って、体調管理には慎重になり、多少のわがままを言うのは許してもらうしかない。

 

今日は食事については考えてみよう。私は胃腸は丈夫な方で、消化不良の経験はあるが食中毒の経験はない。それでも海外での食事には慎重である。人はそれぞれ体質が異なるので、自分が苦手なもの、体調を壊しやすいものを把握しておくことは重要だ。

 

まず、先進国、欧米諸国での食事を考えてみよう。ロングフライトで時差ボケもあるので、本来食事をしない時間に食事をしていることを意識しよう。胃も腸も予想していない時に食べ物が詰め込まれるのである。だけら、できる限り消化の良いものを少な目にとるの良いとと思う。

 

悩むのは米国で夜遅くホテルに到着して、空腹を満たしたい場合である。パスタの選択が無いことは言うまでも無いだろう。ステーキも重い。多めに食べたい場合はハンバーガーだろう。ハンバーガーが不味いと米国人からもクレームが殺到すると考えるからである。実際、これまでの経験で田舎のホテルでもハンバーガーはルームサービスでも大きな失敗は無かった。ただし、大量のフレンチフライは半分以下にした方が良い。カロリーの問題もあるが、脂質の良し悪しをチェックできないからである。

 

ハンバーガーはちょっと重いという場合は単品のサラダという選択がある。米国の場合サラダ単品と言っても、想像を超えるボリュームで出てくる。メニューをよく見ると、チキンまたはサーモンのトッピングもわずかな追加料金で選択出来るので、調整が効く。

 

難しいのは新興国であ。最大の敵は水である。飲料水、歯磨き等はすべてミネラルウォーターになるので、まずはその確保から始める。さらに生水を使っている可能性のある氷、生野菜、サラダもすねて避ける。また店によるが、質の悪い油が大量に使われている可能性のある中国、インドも注意が必要である。油断してはいけないのは、新興国の空港ラウンジである。水、食品の衛生管理が緩いので注意しよう。

 

近年、新興国でも日本料理店が増えた。ただし、日本人の経営で日本人の料理人がいるのは極めて稀と考えた方が良い。現地社員と食事に行くと、怪しい日本料理店に連れて行かれて、店員から刺身など 生ものを勧められる事がある。そういう時は、嫌な顔をしてはいけないが、たかが食べ物でリスクを犯す価値は無い。私は生ものをには断固として手をつけず、一人生姜焼きを注文して来た。なぜ生姜焼きかというと、調理法が簡単で大きなハズレが無い事、また生姜自体に殺菌、解毒作用があるからである。生姜焼きには随分助けられたので、感謝、感謝である。